三千年の桃(読み)みちとせのもも

精選版 日本国語大辞典 「三千年の桃」の意味・読み・例文・類語

みちとせ【三千年】 の 桃(もも)

(中国、漢の武帝が、西王母(せいおうぼ)から不老長寿の桃をもらったという「漢武故事」による) 仙人世界にあって、三千年に一度花を開き実を結ぶという桃。非常に珍しく、めでたいもののたとえにもいう。三千草(みちくさ)。→西王母が桃
※是則集(平安中)「みちとせになるてふもものことしよりはなさくはるにあひにけるかな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android