万能膏(読み)マンノウコウ

デジタル大辞泉 「万能膏」の意味・読み・例文・類語

まんのう‐こう〔‐カウ〕【万能×膏】

あらゆるはれもの、傷などに効くという膏薬こうやく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「万能膏」の意味・読み・例文・類語

まんのう‐こう ‥カウ【万能膏】

〘名〙
① すべてのはれもの、傷などに効能があるという膏薬(こうやく)
浄瑠璃大職冠(1711頃)二「てれめんていなばじりこん、さんとらにいにょう万能膏と、かうやくの名をいへば」
② だれにでもうまく取り入る人や多方面の才能はあるがこれという特色のない人などのたとえ。
河内屋(1896)〈広津柳浪〉一〇「何だ襟元喰(えりもとっくひ)め。万能膏(マンノウカウ)の癖に何を云やがるんだよ」

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