デジタル大辞泉
「七騎落」の意味・読み・例文・類語
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しちきおち【七騎落】
[一]
能楽の
曲名。四番目物。各流。作者未詳。
石橋山の
合戦に敗れた頼朝一行は船で
房総の方へ逃げ落ちようとしたが、
主従の数が源氏に不吉な八騎なので、土肥実平の子遠平を
陸上に残して出る。翌日、和田義盛が遠平を助けて連れてきたので、
一同は喜びの
酒宴を催す。
[二]
狂言の曲名。石橋山合戦に関する同名の能と同じ内容を
狂言方が一人で、語
(かたり)の形式で演じたもの。「
狂言記」に
採録。廃曲。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報