七日市宿(読み)なぬかいちしゆく

日本歴史地名大系 「七日市宿」の解説

七日市宿
なぬかいちしゆく

[現在地名]井原市七日市町

上出部かみいずえ村東端部、同村枝村七日市村に置かれた山陽道の宿駅で、摂津西宮にしのみや宿(現兵庫県西宮市)から数えて一七番目、東の矢掛やかげ宿(現小田郡矢掛町)から三里、西の備中五宿の西端高屋たかや宿まで一里一二町。当宿と矢掛宿の間宿西江原にしえばら今市いまいち宿までは約一〇町。宿の成立は元和―寛永期(一六一五―四四)頃と思われ、享保年間(一七一六―三六)には常備伝馬人足二五人・二五疋が定まったと考えられる。

文政一三年(一八三〇)の後月郡村様子書(安井文書)によれば、常備伝馬人足のうち一二人半・一二疋半が西江原村、四人・四疋が下出部村、三人・三疋が上出部村の加宿役となっており、当宿の宿役は五人半・五疋半。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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