七ッ蔵脇小路(読み)ななつぐらわきこうじ

日本歴史地名大系 「七ッ蔵脇小路」の解説

七ッ蔵脇小路
ななつぐらわきこうじ

[現在地名]鶴岡市若葉町わかばまち家中新町かちゆうしんまち

家中新町の東にある郭内の家中屋敷地。東は二の丸北側の堀外に位置する七ッ蔵で、その西脇小路一帯をさす。七ッ蔵は延宝六年(一六七八)の城下絵図に御蔵屋敷とみえ、高さ五尺の土居と幅六間・深さ五尺の堀に囲まれた敷地内に藩領からの年貢米などを収納する櫛引くしびき蔵・しま蔵・京田きようでん蔵・山中やまなか蔵・中川なかがわ蔵と御扶持方御蔵二棟の計七棟が並んでいた(大泉掌故)。当小路は延宝六年城下絵図には侍町とみえ、八一間。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android