七ッ池遺跡(読み)ななついけいせき

日本歴史地名大系 「七ッ池遺跡」の解説

七ッ池遺跡
ななついけいせき

[現在地名]郡山市七ッ池町

阿武隈川西岸の標高二四〇メートルの高位段丘の東縁辺に立地。昭和一三年(一九三八)松林を開墾中、偶然に黒色土落込みより二彩釉水瓶・円面硯・須恵器大甕片・須恵器坏・黒色研磨土器などが出土し、円寿えんじゆ寺に保管されていた。同二三年に出土地の発掘調査が行われ、以前出土した円面硯に接合する脚部片が出土し、出土地点を確認することができたが遺構は検出されず、黒色土は谷の堆積土と判明した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android