一須賀古窯跡群(読み)いちすかこようせきぐん

日本歴史地名大系 「一須賀古窯跡群」の解説

一須賀古窯跡群
いちすかこようせきぐん

[現在地名]河南町東山・一須賀一帯

一須賀古墳群と同丘陵上にある須恵器窯跡群で、現在四基が確認される。一号窯はだいつか集落の東、丘陵先端が小道によって切られた断面に窯体の一部が露呈していたもので、灰原は水田下に埋没しているといわれるが、詳細は不明。二号窯は標高一〇一メートルの丘陵斜面に築かれた登窯で、一須賀一四号・一五号・一六号墳などと同一丘陵に位置する。宅地造成に伴い昭和四三年(一九六八)発掘調査が実施された。窯跡の規模は焚口幅一・三メートル、床幅二メートル、長さ九メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android