一陽会(読み)いちようかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「一陽会」の意味・わかりやすい解説

一陽会
いちようかい

洋画彫刻版画の美術団体。1955年(昭和30)7月、二科会を退会した鈴木信太郎高岡徳太郎野間仁根(のまひとね)を中心に、同じく二科会を去った会員17名、会友7名により結成、同年9月東京・日本橋高島屋で第1回展を催した。以来毎年秋に公募展を開催、第4回展から会場東京都美術館。未完成を恐れず新分野を確立するとの主張を掲げてきたが、近年厳格主義をとって真のプロ育成を会の方針としている。

[佐伯英里子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「一陽会」の意味・わかりやすい解説

一陽会【いちようかい】

1955年に創立した美術団体。二科会を脱退した鈴木信太郎,高岡徳太郎,野間仁根を中心に結成された。絵画(洋画)部と彫刻部がある。

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