一艘澗村(読み)いつそうまむら

日本歴史地名大系 「一艘澗村」の解説

一艘澗村
いつそうまむら

[現在地名]久遠くどお郡大成町字みやこ

明治初年から明治一四年(一八八一)までの村。上古丹うえこたん村の東、本陣ほんじん川の河口右岸に位置する。村はクドウ場所のうち「イソ(マ)(一艘間)などを含んで成立。一七一〇年(宝永七年)頃当地にクドウ場所の運上屋が置かれ、一八三〇年代に中村利右衛門が移住し漁業を始めたという(状況報文)。「後志国地誌提要」に村名がみえ、戸数一二、人口社人三、平民男二〇・女一七、寄留は平民戸数一九、男三四・女二二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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