20世紀日本人名事典 「一条 智光」の解説
一条 智光
イチジョウ チコウ
昭和・平成期の尼僧,華道家 全日本各宗尼僧法団総裁;全日本仏教婦人連盟名誉会長;元・大本願法主第120世善光寺上人;元・善光寺住職。
- 生年
- 明治40(1907)年10月23日
- 没年
- 平成12(2000)年1月25日
- 出身地
- 東京都杉並区
- 別名
- 号=玉瑛
- 学歴〔年〕
- 浄土宗立尼衆学校〔昭和4年〕卒
- 経歴
- 大正2年6歳の時、旧侯爵一条家から善光寺に入山、得度。昭和8年善光寺大本願副住職、36年住職、第120代法主(上人)となった。43年〜平成6年京都光照院門跡を兼務。住職就任と同時に児童福祉施設の善光寺大本願乳児院を開設。9年引退。他に全日本仏教婦人連盟会長、全日本仏教尼僧法団総裁、ガールスカウトなどの役職を務め、尼宮上人と呼ばれる。浄土宗吉水会会長、大僧正。一方、大正年間に創流されたいけばなの流派、華道常磐未生流の家元も務めた。著書に「いろは道訓」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報