一意(読み)いちい

精選版 日本国語大辞典 「一意」の意味・読み・例文・類語

いち‐い【一意】

〘名〙
一つの考え。また、考えが同じになること。
サントスの御作業(1591)一「S.Paulo ト、Silas トニ ichiy(イチイ)スル モノ ナリ」 〔史記‐酷吏列伝・張湯
② (副詞的に用いて) ひたすら一つのことに心をそそぐさま。もっぱら。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九「これを進修の事に一意勉強せんには」 〔新語‐懐慮〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一意」の意味・読み・例文・類語

いち‐い【一意】

一つの考え。また、考えが同じであること。「一意性」
(副詞的に用いて)一つの物事に心を集中すること。ひたすら。「一意学業に励む」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「一意」の読み・字形・画数・意味

【一意】いちい

専心

字通「一」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android