一夜流(読み)いちやながれ

精選版 日本国語大辞典 「一夜流」の意味・読み・例文・類語

いちや‐ながれ【一夜流】

〘名〙
① 客に買われて一夜だけ添い寝をすること。また、その遊女
浄瑠璃生玉心中(1715か)上「一夜ながれの軒端の梅の、仇な袂に香をとめて」
② 当座限り。
洒落本・来芝一代記(1797)毎夜変の章「浮気なる客は、誠の心なし。一夜流(イチヤナガ)れの心をもって、心とす」

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