一向式（読み）イッコウシキ

デジタル大辞泉「一向式」の意味・読み・例文・類語

［形動］［文］［ナリ］《「しき」は副助詞》まさにその状態そのものであるさま。まったく。まるっきり。
「此娘このこはズー体ばかり大くッても―なお懐ぽっぽだもんだから」〈二葉亭・浮雲〉

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〘形動〙 (「しき」は接尾語) 物事が全く一つの傾向にあるさま。まるっきり。

※滑稽本・浮世床（1813‐23）初「余程博識(ものしり)な者(もん)だと思ったら、一向(イッカウ)しきなトンチキだぜ」

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