一丁字を知らず(読み)いっていじをしらず

精選版 日本国語大辞典 「一丁字を知らず」の意味・読み・例文・類語

いっていじ【一丁字】=を知(し)らず[=もない]

全く文字が読めない。無学である。一文不知
空華集(1359‐68頃)五・次石室韻送中心樹書記赴越中黄梅「老盧不一丁字、今作伝衣図上人
※門(1910)〈夏目漱石〉二〇「会って見ると、丸で一丁字(イッテイジ)もない小廝(こもの)の様に」 〔新唐書‐張弘靖伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android