空華集

山川 日本史小辞典 改訂新版 「空華集」の解説

空華集
くうげしゅう

義堂周信(ぎどうしゅうしん)の漢詩文集。巻末に1368年(貞治7)の中巌円月(ちゅうがんえんげつ)の跋がある。10冊。構成は,第1~4が詩,第5が説,第6・7が序,第8が疏・銘・題跋雑著・記・歌・祭文・書,第9が佳山上堂小参法語・陞座(しんぞ),第10が拈香(ねんこう)・仏祖讃・真讃である。刊本は五山版のほか,20巻20冊の体裁に改編した1696年(元禄9)版がある。「五山文学全集」所収。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報