一ッ木町続元赤坂町代地(読み)ひとつぎちようつづきもとあかさかまちだいち

日本歴史地名大系 「一ッ木町続元赤坂町代地」の解説

一ッ木町続元赤坂町代地
ひとつぎちようつづきもとあかさかまちだいち

[現在地名]港区赤坂三丁目

外堀の谷地の赤坂台地に寄った部分にある南北に長い町屋。文政町方書上によると北が赤坂表伝馬あかさかおもててんま町一丁目、西が同二丁目・赤坂一ッ木あかさかひとつぎ町、南が赤坂新あかさかしん町一丁目・同一ッ木町。文化八年(一八一一)元地の紀伊国きのくに坂下で類焼して跡地一千七六五坪余が御用地に召上げられ、近辺の三浦長門守屋敷跡に代地を得た。東から北の方へ間口京間六八間余、西から南の方へ同五七間余、東から南の方へ裏行二七間余、西から北の方へ同二九間余、一千七六五坪余。家数一四四、うち家持一・家守一四・地借二五・店借一〇二(数値は史料どおり)。店並自身番屋がある。市定日は七月一三日。新井斧三郎拝領屋敷は享保七年(一七二二)吹上座敷番新井仁兵衛拝領の地が文化八年類焼して御用地になり当所に移転。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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