一の宮町(読み)いちのみやまち

日本歴史地名大系 「一の宮町」の解説

一の宮町
いちのみやまち

面積:一〇五・三二平方キロ

阿蘇郡のほぼ中央に位置し、東は波野なみの村・産山うぶやま村、西は阿蘇町、南は高森たかもり町、北は南小国みなみおぐに町と接する。阿蘇カルデラの北東部を占め、東部から北部は標高八〇〇―九〇〇メートルの外輪山原野、中央は火口原の平坦地で、北側の外輪山近くが標高約五〇〇メートルで最も低く、南に向かうにつれて緩やかに高くなる。南部はたか(一五九二・四メートル)根子ねこ(一四〇八・四メートル)などの中央火口丘となっている。国鉄豊肥本線が町の南部を東西に通り、宮地みやじ駅がある。国道五七号が鉄道の北側を東西に通じ、宮地駅前から北に向かう九州横断道路が大分県別府べつぷ市に向かう。国道二六五号は根子岳の東を通って高森町と連絡するなど交通の要所である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報