レッドウッド国立及び州立公園(読み)レッドウッドこくりつおよびしゅうりつこうえん

世界遺産詳解 の解説

レッドウッドこくりつおよびしゅうりつこうえん【レッドウッド国立及び州立公園】

1980年に登録、2006年に登録内容が変更されたアメリカの世界遺産自然遺産)。カリフォルニア州北西部、海岸線沿いの南北約55kmにわたる、面積425km2もの国立及び州立公園で、敷地の3分の1をレッドウッド原生林が覆っている。レッドウッドと呼ばれる木は、正式にはセコイアで、別名イチイモドキといい、世界最古の樹木といわれる。樹齢600年と推測される幹の周囲は13.5mもあり、「ビッグ・ツリー」と称され、高さも112.1mある。かつてはアメリカ北西部太平洋岸に広範に分布していたが、現在はその大半が失われてしまった。これを保護する目的で世界遺産に登録された。2006年に、登録遺産名が現在のものに変更されている(登録範囲などはそのまま)。◇英名はRedwood National and State Parks

出典 講談社世界遺産詳解について 情報