ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レイトン」の意味・わかりやすい解説
レイトン
Leighton, Frederick Leighton
[没]1896.1.25. ロンドン
イギリスの画家,彫刻家。フィレンツェのアカデミアをはじめ,ヨーロッパ各地で絵を学び,1849年にはフランクフルトで E.シュタインに師事。その後ローマを経て 52年にロンドンに戻り,55年のロイヤル・アカデミー展に『チマブエのマドンナ』を出品して名声を得,古代ギリシアやルネサンスに素材を求めた折衷的作風を確立した。 60年にロンドンに定住。 68年ロイヤル・アカデミー会員,78年同会長。 86年準男爵,96年の死の前日にイギリスの画家として初めて男爵の称号を得た。主要作品はロンドン,テート・ギャラリー蔵の絵画『プシュケの入浴』 (1890) ,彫刻『ピュトンと戦う競技者』 (77) 。
レイトン
Leighton, Margaret
[没]1976.1.13. チチェスター
イギリスの女優。 1938年にデビュー。シェークスピアからアメリカ現代劇にいたる幅広い芸域でロンドンおよびニューヨークで活躍。 T.ウィリアムズの『イグアナの夜』 (1962) のアンナではトニー賞を得た。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報