日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 リンド(Robert Wilson Lynd)りんどRobert Wilson Lynd(1897―1949) イギリスの随筆家。アイルランド系。ベルファスト出身。ロンドンに出てジャーナリズムの世界に入り、文学批評と軽妙洒脱(しゃだつ)なエッセイで新聞のコラムニストとして有名になる。『ニューズ・クロニクル』誌や『ニュー・ステーツマン・アンド・ネーション』誌にY・Yの筆名で寄稿した。『考えてもぞっとする』(1936)など、イギリスの風物を伝えて妙。妻のシルビア・リンド(1888―1952)も詩人、小説家として知られた。[櫻庭信之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例