日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラス・アル・ハイマ」の意味・わかりやすい解説 ラス・アル・ハイマらすあるはいまRas al Khaima アラブ首長国連邦を構成する7首長国の一つ。同連邦北東端に位置する。ほかの6首長国よりやや遅れ、1972年2月に連邦に加盟。面積1683平方キロメートル、人口約18万1400(2001推計)。国土の大部分はペルシア湾岸の低地と山岳地帯からなる。天水や山岳地帯からの地下湧水(ゆうすい)に恵まれ、農業が盛んで、連邦内の果実、野菜、ナツメヤシ、家畜の供給基地となっている。近年、工業や観光にも力を入れている。海岸および海底油田の開発も進行中である。[原 隆一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例