精選版 日本国語大辞典 「国土」の意味・読み・例文・類語
こく‐ど【国土】
〘名〙
※押小路家本今昔(1120頃か)一「我二万の夫人も要ならず。千の国土も又要ならず」 〔漢書‐王莽伝下〕
② 土地。大地。
※続日本紀‐神亀五年(728)正月甲寅「山河異域、国土不レ同」
③ ふるさと。郷土。
※金沢文庫古文書‐(年未詳)(鎌倉後)正月二〇日・俊海書状(二・一四二九)「令レ致二精誠一給候者、為二国土一為二門徒一、尤可レ為二本望一候」
④ 仏語。一切の衆生の住する所。山河、大地などの国土世間(器世間)。
※観智院本三宝絵(984)下「諸仏の国土も又々如此し」
くに‐つち【国土】
〘名〙 大地。国。こくど。
※書紀(720)神代上(水戸本訓)「二(ふたはしら)の神是(ここ)に彼の嶋に降居(あまくたりま)して因りて共為夫婦(みとのまくはひ)して洲国(クニツチ)を産生(う)まむとす」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報