ライデン植物園(読み)ライデンショクブツエン

デジタル大辞泉 「ライデン植物園」の意味・読み・例文・類語

ライデン‐しょくぶつえん〔‐シヨクブツヱン〕【ライデン植物園】

Hortus botanicus Leiden》オランダ中西部の都市ライデンにある植物園。16世紀末、ライデン大学植物園として開園。同国最古。オスマントルコからもたらされたチューリップほかオランダ東インド会社が収集した植物などが栽培された。シーボルトを記念して1990年に造られた日本庭園もある。ライデン大学植物園

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世界大百科事典(旧版)内のライデン植物園の言及

【植物園】より

… 植物園が,動物園や水族館よりも,もっと研究に重点をおくようになってくるのは,薬用植物園として発展する中世になってからであり,ルネサンス以後には,科学思想の発展に伴って,植物学と密接に関係のある植物園が作られるようになった。その最初はイタリアのピサの植物園(1543)であり,以来16世紀から17世紀にかけて,オランダのライデン,ユトレヒト,アムステルダム,ドイツのベルリンなどに近代的な植物園のもとが開設され,18世紀半ばごろには当時世界一の規模を誇ったライデン植物園には6000種の植物が栽培されていた。このころから科学としての植物学が成立し,それとともに多くの著名な植物学者たちが植物園長になっている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」