ヨルバ語(読み)よるばご(英語表記)Yoruba

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヨルバ語」の意味・わかりやすい解説

ヨルバ語
よるばご
Yoruba

アフリカ原地語のなかでも有力なものの一つ。ナイジェリアを中心に、1000万人以上の話し手人口を有する。グリーンバーグJ. H. Greenberg(1915―2001)の分類では、ニジェール・コンゴ諸語のクワ語群に属せしめられている。音韻的には、kとp、gとbの二重調音子音を有し、アクセントは高低アクセントで、高・中・低の3段階を区別する。母音は7母音である。文法的には、名詞に性や数の区別がなく、文の構造は英語などに似ている。

[湯川恭敏]

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百科事典マイペディア 「ヨルバ語」の意味・わかりやすい解説

ヨルバ語【ヨルバご】

ニジェール・コンゴ語派に属するヨルバ人の言語。オヨ方言が最も勢力をもち,初等教育に用いられているほか,種々の雑誌・新聞が出版されている。ナイジェリア南西部からトーゴにかけて1500万人が話す。

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精選版 日本国語大辞典 「ヨルバ語」の意味・読み・例文・類語

ヨルバ‐ご【ヨルバ語】

〘名〙 (ヨルバはYoruba) ニジェール‐コンゴ語族クワ語派に属する言語。主に西アフリカのナイジェリア南西部に居住するヨルバ人が話す。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨルバ語」の意味・わかりやすい解説

ヨルバ語
ヨルバご
Yoruba language

ナイジェリアに 1800万人以上の話し手をもつ言語。ニジェール=コルドファン語族クワ諸語の一つ。

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