モヨウビユ(読み)もようびゆ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モヨウビユ」の意味・わかりやすい解説

モヨウビユ
Alternanthera ficoidea

ヒユ科アルテルナンテラ属の多年草。アキランサス,テランセラ,アルテルナンテラとも呼ばれる。細長いへら状の葉が対生し,葉が赤や黄に色づいたり,斑(ふ)が入る種類が多い。夏から秋にかけての花壇脇役としてしばしば縁植えなどに使われるが,毛氈状に一面密植しても,美しい葉色を楽しめる。本来常緑であるが耐寒性はない。10℃以下になると生育が止まり,霜にあたるとたちまち枯死する。越冬させたいときは,明るい室内で 5℃以上に保つ。直射日光にあてると,葉色はより鮮やかになる。春から夏にかけては挿木で増やすことができる。

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改訂新版 世界大百科事典 「モヨウビユ」の意味・わかりやすい解説

モヨウビユ

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世界大百科事典(旧版)内のモヨウビユの言及

【テランセラ】より

…ヒユ科ツルノゲイトウ属Alternantheraの常緑多年草。この属は熱帯から亜熱帯に約200種が分布しているが,それらのうちメキシコからアルゼンチン原産のモヨウビユA.ficoidea R.Br.ex Roem.et Schult.が広く栽植される。高さ15~20cmで直立し,よく分枝して群生する。…

※「モヨウビユ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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