日本大百科全書(ニッポニカ) 「メリダ(メキシコ)」の意味・わかりやすい解説 メリダ(メキシコ)めりだMérida メキシコ南東部、ユカタン半島にあるユカタン州の州都。人口66万2530(2000)。1542年、古代マヤの都市跡に建設された。町並みが白壁に囲まれているため、「白亜の町」といわれる。ヘネケン栽培の中心地で、ヘネケンはサイザル麻として近くのシザル港より輸出される。石灰岩地域であるが、風車により揚水灌漑(かんがい)が行われている。南70キロメートルにウシュマル、東124キロメートルにチチェン・イツァーの広大なマヤ遺跡がある。同市のユカタン大学には野口英世(ひでよ)の胸像がある。[高木秀樹] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例