ミヤマキケマン(読み)みやまきけまん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミヤマキケマン」の意味・わかりやすい解説

ミヤマキケマン
みやまきけまん / 深山黄華鬘
[学] Corydalis pallida (Thunb.) Pers. var. tenuis Yatabe

ケシ科(APG分類:ケシ科)キケマン属の越年草。キケマンによく似るが、葉はより細く裂け、果実はやや曲がって数珠(じゅず)状にくびれるので区別できる。山地平地の林内に生え、近畿地方以東の本州に分布する。中部地方以西の本州から九州に産するものは全体に小形で、変種フウロケマンとして区別される。

[寺林 進 2020年2月17日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android