ミケランジェロ ピストレット(英語表記)Michelangelo Pistoletto

現代外国人名録2016 の解説

ミケランジェロ ピストレット
Michelangelo Pistoletto

職業・肩書
現代美術家

国籍
イタリア

生年月日
1933年

出生地
ビエッラ

受賞
サンパウロ・ビエンナーレグランプリ〔1967年〕,ベネチア・ビエンナーレ金獅子賞〔2003年〕,ウルフ美術賞〔2007年〕,世界文化賞(絵画部門,第25回)〔2013年〕

経歴
鏡面状の金属板に人物などを描いた“ミラー絵画”で世界的に知られる。1956年から絵画に取り組み、自画像を描く際に周囲の空間に目を向けたことが“ミラー絵画”に発展したといわれる。’60年トリノで初個展。’66年米国ミネアポリスで初の回顧展。’60年代には日常的な素材をアートにする前衛運動“アルテ・ポーヴェラ”の中心的存在となった。’75年東京で個展開催。’80年代初めからはポリウレタン大理石を使った彫刻を発表する。’98年ピストレット財団を設立。郷里にあった19世紀の繊維工場を改修し、アートを社会活動と結びつける実験的施設“チッタデッラルテ”を開設した。2003年ベネチア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞。2008年の横浜トリエンナーレには「17マイナス1」を出品。2012年世界各地で100を超すイベント「再生の日」を開催。2013年ルーブル美術館で回顧展を開催。同年高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。代表作に「マイナス・オブジェクツ」(1965〜66年)、「ぼろぎれのヴィーナス」(’67年)など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 の解説

ミケランジェロ ピストレット
Michelangelo Pistoletto


1933.6.23 -
イタリアの画家
ビエッラ生まれ。
鏡面化したステンレス鋼板に人物写真を貼り、人物像イメージと鏡に映る環境を対比させ、現代社会の皮肉と曖昧さをあばき、1963年頃独自の作風を確立する。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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