日本大百科全書(ニッポニカ) 「マメノメイガ」の意味・わかりやすい解説 マメノメイガまめのめいが / 豆野螟蛾bean pod borer[学] Maruca testulalis 昆虫綱鱗翅(りんし)目メイガ科に属するガ。はねの開張20~25ミリ。前翅は黒褐色の地に、横脈付近にいくつかの小白紋を連ね、後翅は外縁部前半が帯状に黒褐色で、ほかは白い。腹部背面は淡い褐色、雄では腹端に毛塊がある。日本全土、隣接大陸、東南アジアからアフリカに広く分布し、太平洋の島々にも生息している。全国的にごく普通にみられ、よく灯火に飛来する。幼虫はアズキやササゲの花と莢(さや)に食入する害虫。秋に山地で成虫が大発生することがある。[井上 寛] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例