マデイラ[諸島](読み)マデイラ

百科事典マイペディア 「マデイラ[諸島]」の意味・わかりやすい解説

マデイラ[諸島]【マデイラ】

モロッコの西方約700km,大西洋上のポルトガル領の島群。行政上は自治地方とされ,フンシャルFunchal県と呼ばれる。主島マデイラのほか付属小島からなる。全体に山がちで,火山岩からなり,バナナ,ブドウ酒(マデイラ酒)を特産,風光明媚な観光地,保養地としても有名。マデイラ島の照葉樹林は1999年世界自然遺産に登録された。住民は主としてポルトガル系。1419年ポルトガル人が到達してから植民が進み,大航海時代以降アメリカ大陸とアフリカヨーロッパを結ぶ海上交通の要地となった。主都フンシャル。745km2。26万7785人(2011)。

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