日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 マクリーン(Alistair Maclean)まくりーんAlistair Maclean(1922―1987) イギリスの冒険小説作家(最終国籍はスイス)。スコットランドのグラスゴー生まれ。第二次世界大戦中は海軍に在籍。戦後、高校教師となってから執筆活動に入った。処女作『女王陛下のユリシーズ号』(1955)が大人気となり、続いて『ナバロンの要塞(ようさい)』(1957)は映画化されて大成功を収め、以後も次々と作品を発表した。舞台を広く世界各地にとり、そのなかで展開する人間ドラマは、二転し、三転するといった筋立てが特色。[梶 龍雄]『村上博基訳『女王陛下のユリシーズ号』(ハヤカワ文庫)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例