ポリビニルブチラール(読み)ぽりびにるぶちらーる(英語表記)polyvinyl butyral

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポリビニルブチラール」の意味・わかりやすい解説

ポリビニルブチラール
ぽりびにるぶちらーる
polyvinyl butyral

ポリビニルアセタール一種ブチラール樹脂ともいう。ポリビニルアルコールブタノールブチルアルコール)でアセタール化(この場合ブチラール化ともいう)したものである。白色粉末。多くの有機溶剤によく溶ける。またフェノール樹脂ユリア樹脂メラミン樹脂などとよく混和する。柔軟で、低温でも硬くならず、ガラス金属などによく密着するので接着剤として、また、安全ガラスの接着用中間膜として、あるいはウォッシュプライマーという金属の下塗り塗料としての利用が多い。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ポリビニルブチラール」の意味・わかりやすい解説

ポリビニルブチラール
polyvinyl butyral

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android