ボズネセンスキー(Nikolay Alekseevich Voznesenskiy)(読み)ぼずねせんすきー(英語表記)Николай Алексеевич Вознесенский/Nikolay Alekseevich Voznesenskiy

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ボズネセンスキー(Nikolay Alekseevich Voznesenskiy)
ぼずねせんすきー
Николай Алексеевич Вознесенский/Nikolay Alekseevich Voznesenskiy
(1903―1950)

ソ連の政治家で経済学者。ツーラ県に生まれ、1919年に共産党入党。共産主義大学および赤色教授学院(1928~1931)に学び、卒業後、同学院講師。1935年に経済学博士号取得後、レニングラードサンクト・ペテルブルグ)市計画局で働いたが、1938年ゴスプラン議長となり、副首相(1939~1941)、ついで第一副首相(1941~1950)兼任。1941年政治局員候補、1947年政治局員。この間、1943年に科学アカデミー会員となる。戦時中の経済指導の経験に基づく著作『大祖国戦争期のソ連邦戦時経済』(1947)は、スターリン賞を受け、国の内外で知られた。1949年3月「レニングラード事件」に連座して追放、1950年9月処刑されたが、第22回党大会(1961)で名誉回復された。

[佐藤経明]

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