ペティコート(英語表記)petticoat

翻訳|petticoat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペティコート」の意味・わかりやすい解説

ペティコート
petticoat

女性服のスカートを広げるためのファンデーション一種時代,流行によって形も材料もさまざまであるところから,広くアンダースカートや腰枠形式のフープ (→パニエ ) をも含めてペティコートと称することがある。 19世紀前半までは今日的意味でのスカートをさす語として用いられた。

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百科事典マイペディア 「ペティコート」の意味・わかりやすい解説

ペティコート

女性の下着の一種。ランジェリー,アンダースカートとして,スリップの代りにキャミソールなどと組み合わせて用いる。タイトなものとフレアーの入ったものとがあり,絹,ナイロン,トリコットなどすべりのよい布が用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内のペティコートの言及

【クリノリン】より

…ヨーロッパ,アメリカで1840年ころから70年ころまで流行した半円球形スカートのためのペティコート。語源は,毛を意味するラテン語crinisに由来し,馬の毛や鯨のひげを入れて固く織った木綿,麻などでつくられた。…

【下着】より

…ファウンデーションは女性用で,ブラジャー,ウエストニッパー,ボディスーツ,コルセット,ガードルなど胸やウエスト,腹部などをひきしめ,ヒップ・アップなど体型を整えるために用いられ,伸縮性と体に密着する性質をもつ素材でつくられる。ランジェリーも女性用でスリップ,キャミソール,ペティコートなどがあり,上に着る衣類のすべりをよくし,汚れや傷みを防ぐために用いる。またスカートの広がりなど流行のラインに合わせたり,装飾のためにも用いられる。…

【ファージンゲール】より

…15世紀末のスペイン宮廷モードに由来し,婦人服のスカートを広げるために用いられた枠つきのペティコート。フランスやイギリスの貴族社会には16世紀に導入され,フランスでは〈ベルチュガダンvertugadin〉と呼ばれた。…

※「ペティコート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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