日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベイラ(モザンビーク)」の意味・わかりやすい解説 ベイラ(モザンビーク)べいらBeira アフリカ南東部、モザンビーク中部の港湾都市。モザンビーク海峡に臨むプングウェ川河口北岸に位置し、首都マプートに次ぐ同国第二の貿易港である。人口41万2588(1997)。1899年にここから内陸のローデシア(現ジンバブエ)の首都ソールズベリー(現ハラーレ)にまで鉄道が開通し、ベイラはローデシアの農産物輸送と輸入品への関税収入で栄えた。その後この鉄道はザンビア、コンゴ民主共和国(旧ザイール)へと延長され、またマラウイに至る鉄道も完成し、内陸諸国のインド洋への門戸として、ベイラの地位は高まった。[林 晃史] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例