ヘンリー(Patrick Henry)(読み)へんりー(英語表記)Patrick Henry

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ヘンリー(Patrick Henry)
へんりー
Patrick Henry
(1736―1799)

アメリカ独立革命期の政治家。1760年以降バージニア植民地で弁護士活動を続け有名となる。65年植民地議会議員となり印紙法反対運動に参加。75年バージニア議会で行った「自由か死かの演説」Liberty Speechで独立を主張した。この演説中イギリスの諸政策を、植民地人の奴隷化を図るものであるととらえて、「私に自由か、しからずんば死を与えよ」と述べた部分はとくに有名。76~79年邦知事を務めた。

[島川雅史]

『今津晃著『アメリカ独立革命』(1974・至誠堂)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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