ブルハン(読み)ぶるはん

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ブルハン」の解説

ブルハン
Burhān 包爾漢

1894~1989

現代中国の政治家カザン出身のタタール人。中華民国期,新疆(しんきょう)省の政治関与,1949年に新疆省主席として人民解放軍を受け入れ,「新疆和平解放」を演出した。中華人民共和国成立後,中国イスラーム教協会会長などを歴任

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世界大百科事典(旧版)内のブルハンの言及

【アルタイ族】より

…1989年の人口19万2000,首都ゴルノ・アルタイスク)と称される。日露戦争中の1904‐05年には,ブルハン(オイロート・ハンともオイロート・ヤポンとも呼ばれた)がアルタイ族をロシア支配から救済すると説く土着主義的新興宗教〈ブルハニズム〉が起こっている。【井上 紘一】。…

【ブルハン・ハルドゥン[山]】より

…このときテムジンは毎朝毎日祭り祈ることを誓い,子孫もそうせよとのべたという。ブルハンは仏の意味だという説があるが,別にシャマニズム上のプルハン神をさすとみる説もある。とすれば元来神聖な山であった可能性もある。…

※「ブルハン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」