ブリュッセルのグラン-プラス(読み)ブリュッセルのグランプラス

世界遺産詳解 の解説

ブリュッセルのグランプラス【ブリュッセルのグラン-プラス】

1998年に登録されたベルギーの世界遺産(文化遺産)で、「プチ・パリ」といわれる首都ブリュッセルにある広場。1695年、フランス国王ルイ14世によって砲撃されてグラン-プラス(大広場)は焼失したが、高さ96mの塔にブリュッセルの守護聖人・大天使ミカエル像がある市庁舎と「王の家」だけが残った。その後、すぐさま広場の再建が始まった。その名は、16~18世紀のスペイン支配下でスペイン政庁として利用されたことの名残である。グラン-プラスには、市庁舎をはじめ、現在は市立博物館になっている「王の家」や、17世紀にギルド(同業者組合)ハウスとして建てられた「ブラバント公の館」などの建築物が建ち並んでいる。人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして、世界遺産に登録された。◇英名はLa Grand-Place, Brussels

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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