ブイヨ(英語表記)Veuillot, Louis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブイヨ」の意味・わかりやすい解説

ブイヨ
Veuillot, Louis

[生]1813.10.11. オルレアン,ボワイヌ
[没]1883.4.7. パリ
フランスのジャーナリスト。極端なウルトラモンタニスムスの信奉者。 1838年ローマを訪れてから熱烈なカトリック信徒となり,43年『リュニベール』L'Univers紙の編集者となって,激動する政治状況のなかで一貫して教皇の絶対権力を主張し,ナポレオン3世イタリア政策に反対して 60~67年同紙は禁圧された。第1バチカン公会議では教皇無謬性の教理宣言を支持し,死ぬまで強い影響力を維持した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android