フレイトホフ広場(読み)フレイトホフひろば

世界の観光地名がわかる事典 「フレイトホフ広場」の解説

フレイトホフひろば【フレイトホフ広場】

ベルギーの、ドイツとの国境に近いオランダ南東端の都市マーストリヒト(Maastricht)にある広場。マーストリヒトは、ナイヘンとともに同国で最も古い歴史を持つ都市で、この広場は、かつて町を取り囲んでいた13~14世紀建造の二重の城壁の一部が残るマース川西岸の旧市街中心部にある。◇「フレイトホフ」(Vrijthof)は「自由広場」という意味。その名称の由来は、中世は犯罪者の逮捕権が及ばない教会の敷地とみなされていたことによる。この広場はカフェやレストランが並ぶ憩いの場となっている。また、この広場に面して、その歴史を6世紀にまでさかのぼることができるオランダ最古の司教区教会である聖セルファース教会(St.Servaasbasiliek)と、高さ70mの尖塔がある14~15世紀建造の聖ヤンス教会(St.Janskerk)が建っている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android