旺文社世界史事典 三訂版 「フランソワ(1世)」の解説
フランソワ(1世)
François Ⅰ
ヴァロワ朝第9代のフランス国王(在位1515〜47)
1519年,スペイン王カルロス1世(神聖ローマ帝国皇帝カール5世)と神聖ローマ皇帝位を争って敗れ,ハプスブルク家を敵として1521〜44年の間に4回イタリア戦争を行ったが大敗を喫し,44年クレピー和約でイタリアに関する権利を放棄した。国内では聖職者に対する支配権を得て王権を強化したのをはじめ,レオナルド=ダ=ヴィンチのパトロンになるなど文芸を保護奨励し,フランス−ルネサンスの父と呼ばれた。
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