フォンダ(Henry Fonda)(読み)ふぉんだ(英語表記)Henry Fonda

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

フォンダ(Henry Fonda)
ふぉんだ
Henry Fonda
(1905―1982)

アメリカの俳優ネブラスカ州生まれ。ミネソタ大学を中退して地方劇団に加わりニューヨークの舞台に立ち、1935年に映画界にデビュー。アメリカ映画の良心知性を代表する演技者として50年に近いキャリアのなかに数々の名演を残し、『黄昏(たそがれ)』(1981)でアカデミー主演男優賞を受賞した。その間『怒りの葡萄(ぶどう)』(1940)、『荒野決闘』(1946)、『ミスタア・ロバーツ』(1955)などフォード監督の諸作や、『十二人の怒れる男』(1957)、『女優志願』(1958)など多数に出演した。娘ジェーンは俳優として、息子ピーターPeter Fonda(1939―2019)も俳優、映画監督として活躍。

[畑 暉男]

『ハワード・ウィクマン著、鈴木主税訳『ヘンリー・フォンダ マイ・ライフ』(1982・文芸春秋)』

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