フィリピン統治法(読み)フィリピンとうちほう(英語表記)Philippine Government Act

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィリピン統治法」の意味・わかりやすい解説

フィリピン統治法
フィリピンとうちほう
Philippine Government Act

1902年7月1日アメリカ合衆国の連邦議会で制定された,フィリピンの政治組織を定めた法令アメリカ=スペイン戦争の結果アメリカ領となったフィリピンの段階的自治への移行を規定している。その内容は大統領によるタフト委員会(→タフト)の任命の確認,委員会による改革承認,国勢調査後一般選挙による議会の設置などである。委員会は二院制議会(→両院制)の上院を構成し,また行政部と内閣の機能をもつとされた。1907年の総選挙で即時独立を求めるナショナリスト党が 80議席中 58議席を占めた。(→フィリピン史

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android