ファクシミリ放送(読み)ファクシミリホウソウ

デジタル大辞泉 「ファクシミリ放送」の意味・読み・例文・類語

ファクシミリ‐ほうそう〔‐ハウソウ〕【ファクシミリ放送】

facsimile broadcastingファクシミリを利用した放送テレビ放送の音声信号帯域にファクシミリ信号を多重化して伝送し、新聞などの文書や図形情報を提供するサービス

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世界大百科事典(旧版)内のファクシミリ放送の言及

【ニューメディア】より

… 1984年9月から電電公社(現,日本電信電話株式会社)が東京の三鷹,武蔵野で実験を開始した光ファイバーによるディジタル通信網INS(Informahon Network System)〈高度情報通信システム〉,11月から同じく電電公社が回線とシステムを,民間491社が情報ソフトを提供して実用サービスを開始したキャプテン・システムは,ニューメディア・ブームの具体的なモデルケースとして大々的に宣伝された。当時の〈ニューメディア構想〉では,1990年代に,INSの全国ネットワーク,無線系の直接衛星放送,高品位テレビ放送,文字多重放送,ファクシミリ放送,静止画放送,有線系のCATV,ビデオテックス(キャプテン),VRS(画像応答システム),テレビ電話,ファクシミリ通信,さらには個別のパソコンやビデオの出力に至るさまざまな情報・通信経路が,1台の端末(テレビ受像器)に統合されるはずであった。しかし,ディジタル通信の普及に関しては,笛吹けど踊らずの状態が長く続き,INSは,やがて人知れず消えていった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」