ピリドキサミン

デジタル大辞泉 「ピリドキサミン」の意味・読み・例文・類語

ピリドキサミン(pyridoxamine)

ビタミンB6作用をもつ天然物質ピリドキシンアンモニアの結合したもの。→ピリドキシン

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化学辞典 第2版 「ピリドキサミン」の解説

ピリドキサミン
ピリドキサミン
pyridoxamine

4-(aminomethyl)-5-hydroxy-6-methyl-3-pyridinemethanol.C8H12N2O2(168.20).ビタミン B6 作用をもつ物質の一つで,動物,植物界に広く存在する.ピリドキサールオキシムを還元すると得られる.分解点193~193.5 ℃.λmax 255,235 nm(log ε 4.6,7.7,pH 7.0).水,エタノールに易溶,アセトンに難溶.二塩酸塩は白色の板状晶.分解点226~227 ℃.熱には安定であるが,光に対しては不安定である.ピリドキサールキナーゼによりピリドキサミン5′-リン酸となり,さらに酵素によりピリドサール5′-リン酸に変換され,ビタミン B6 酵素群の補酵素となる.[CAS 85-87-0][別用語参照]ビタミン B6

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「ピリドキサミン」の解説

ピリドキサミン

 C8H14Cl2N2O2 (mw241.12).

 図はピリドキサミン二塩酸塩.ビタミンB6活性をもつ化合物の一つ.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報