ビンドリン

化学辞典 第2版 「ビンドリン」の解説

ビンドリン
ビンドリン
vindoline

C25H32N2O6(456.53).キョウチクトウ科ツルニチソウVinca roseaの葉に含まれる主アルカロイド.ビンブラスチンのスズ塩酸とによる還元開裂によっても得られる.融点164~165 ℃(針状晶)と174~175 ℃(プリズム晶)の2種類がある.-18°(クロロホルム).ヒンドリンには薬効はないが,製薬原料になる.[CAS 2182-14-1]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報