ヒマワリの種(読み)ひまわりのたね

食の医学館 「ヒマワリの種」の解説

ひまわりのたね【ヒマワリの種】

《栄養と働き&調理のポイント》


 キク科の花であるヒマワリの種は、油の原料となる品種と、チョコレート油脂など、菓子に用いられる品種の2つに大別されます。
 食品として出回っているヒマワリの種は、むき身を炒(い)って塩で味付けしたものです。
○栄養成分としての働き
 栄養成分としては、リノール酸とビタミンEが豊富です。
 ビタミンEは老化防止、冷え、美肌に役立つ成分。抗酸化作用があるので、体内の細胞の老化を防いでくれるのです。
 若々しく、つやのある肌を保つためにも、日ごろから積極的にとりたい成分です。
 Eは肩こりや冷えをはじめとする更年期障害の改善にも効果が期待できるといわれています。
 また、コレステロール値の上昇を抑えるリノール酸の働きで、動脈硬化を予防します。
 葉酸(ようさん)も100g中280mgと種実類のなかでもダントツ。貧血防止やアミノ酸代謝にかかわるビタミンで、免疫力を高め、ビタミンB12とともに造血にも働きます。
 胃腸の健康を保ち、健康な皮膚をつくるのに欠かせない栄養素でもあります。
○注意すべきこと
 ただし、カロリーが高いので、食べすぎには気をつけましょう。

出典 小学館食の医学館について 情報

栄養・生化学辞典 「ヒマワリの種」の解説

ヒマワリの種

 ヒマワリの種子で,食用にしたり油脂をとる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報