ヒダカソウ(日高草)(読み)ヒダカソウ(英語表記)Callianthemum miyabeanum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒダカソウ(日高草)」の意味・わかりやすい解説

ヒダカソウ(日高草)
ヒダカソウ
Callianthemum miyabeanum

キンポウゲ科多年草。北海道日高山地に産する。根茎は短く肥厚し,ひげ根が多い。茎は高さ 10~20cm。葉は根生し長柄がある2回3出複葉。裂片は広卵形でさらに細裂し,やや厚質,初め白っぽいが黄緑色となる。5月頃,葉の展開に先立って花茎を出し,1~2分枝して頂に径約 2cmの白花を上向きにつける。萼片は 10枚ほどで花弁状に1列に並び,底部近くに赤褐色斑がある。花弁はない。おしべ,めしべとも多数あり,痩果卵円形和名産地にちなむ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android