パキメの遺跡、カサス-グランデス(読み)パキメのいせき、カサスグランデス

世界遺産詳解 の解説

パキメのいせき、カサスグランデス【パキメの遺跡、カサス-グランデス】

1998年に登録された世界遺産文化遺産)で、メキシコ北部チワワ州北西部に位置する。カサス・グランデスは、スペイン語で「大きな家」という意味で、先住民のスマ族の住居などが残る遺跡である。パキメの遺跡は、砂漠地帯に広がる都市遺跡で、14~15世紀初頭に北米との交易などで繁栄した。北中米における日干しレンガ造りの建築発展を示すものであることが重要な文化遺産と評価され、世界遺産に登録された。◇英名はArchaeological Zone of Paquimé, Casas Grandes

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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