パオチョン(宝成)鉄道(読み)パオチョンてつどう(英語表記)Baocheng xian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パオチョン(宝成)鉄道」の意味・わかりやすい解説

パオチョン(宝成)鉄道
パオチョンてつどう
Baocheng xian

中国中部,シェンシー (陝西) 省のパオチー (宝鶏) 市とスーチョワン (四川) 省のチョントー (成都) 市を結ぶ鉄道路線。全長 669km。チンリン (秦嶺) 山脈とミーツァンシャン (米倉山) 山脈を越えてウェイ (渭) 河平原とスーチョワン盆地を結んでおり,閉鎖的な地形にあるスーチョワン省への出入口として重要である。チヤリン (嘉陵) 江沿いに絶壁の上を蛇行し,数百のトンネル,数百の橋がある。全区間が電化されている。パオチー市でロンハイ (隴海) 鉄道,チョントー市でチョンクン (成昆) 鉄道に接続する。

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